2017年02月06日

シゲルカワイについて

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 昨日のピアノリサイタルで、初めて生演奏でシゲルカワイのピアノを聴いた。
 シゲルカワイはカワイの中でも特別な存在である。一般的にはよく耳にするピアノは圧倒的にヤマハが多く、次いでスタインウェイあたりだと思う。カワイは少数派だが、その中でも特別なのだ。
 パキンとした明快な印象の強いヤマハに対し、カワイの音色は柔らかだ。シゲルカワイも同様に柔らかめではあるのだが、それに重厚感が出てくる。まとう空気感もしっとりと落ち着いた印象だ。だからと言って、決して重苦しくはない。ヤマハが日本的とするなら、シゲルカワイはヨーロッパ的とも思える。だが、本当にそうなのか?
 ヤマハの特徴は日本的な部分の一側面でしかないのではないだろうか。シゲルカワイはヤマハとは別の日本的側面を持ったピアノではないだろうか。というのも、音的には近い方向性と言えるベーゼンドルファーともまた違う音なのだ。やはり、それぞれの文化的バックグラウンドや思想が出ているのだろう。
 一度、同じ条件でそれぞれのピアノを聞き比べしたいものだ。
posted by 坂本竜男 at 16:47| Comment(0) | TrackBack(0) | 音楽
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