2019年09月18日

オールドレンズで超望遠を考える

 オールドレンズは一般的には標準域を中心とした単焦点レンズが人気がある。写りも良いものが多いし、価格も手頃なものが多い。ズームレンズは一部を除いて人気がないし、当然多くは単焦点よりも画質は劣る。
 一方、望遠の単焦点はというと、これも全般的には単焦点ほどは人気がない。写りも標準よりも劣るものが多いし、大抵は最短撮影距離がかなり長くて使いづらいのだ。中望遠も含めて、望遠のオールドレンズは手を出す人が少ないし、情報も決して多くないのだ。
 それなのに、今僕は望遠のオールドレンズの導入を目論んでいる。しかも、300mmクラスである。
 300mmのマニュアルレンズは、多くは写りに問題がある。しかし、その中で写りもオールドとは思えないクォリティで、AFや手振れ補正がないおかげで、今のレンズよりも軽量なものがいくつかあるのだ。
 具体的には、以下の3本である。
・キヤノン NewFD300mm F4L
・ニコン Ai-S NIKKOR 300/4.5 IF-ED
・オリンパス ZUIKO AUTO-T 300mm F4.5
いずれも作例を見る限り、オールドレンズとは思えない描写を見せる。しかも、重量は1kg前後。キヤノンEF300mm F4L IS USMよりも200g近くも軽い。
 個人的には、この3本ならキヤノンを選びたいところだが、さすがにLレンズ。高価である。オリンパスは比較的安価だが、最短撮影距離は3本の中で一番長い3.5m。その点、ニコンは2.5mと一番短く、しかも990gと一番軽量である。そこで、ニコンを本命に300mmマニュアルレンズを探している。
 では、このレンズをどう使うのか?実はルミックスGX8で使おうという魂胆なのだ。
 ニコン Ai-S NIKKOR 300/4.5 IF-EDも、当時の300mmクラスでは一番寄れるとはいえ、今のレンズと比べるとまだまだ寄れない。EF300mm F4L IS USMなら1.5mまで寄れる。しかし、GX8で使えば600mm相当になる。600mm単焦点として考えると、かなり魅力的なスペックになる。現行のキヤノンEF600mm F4L IS III USMは、撮影最短距離は4.2m。重量は3,050g。価格は182万(税別)。寄れない上に大きく重く、遥かに高価だ。ボケ量は半分になるし、画質は流石に及ばないが、それでもそれを上回るメリットがたくさんあるわけだ。
 ニコン Ai-S NIKKOR 300/4.5 IF-EDは比較的価格も手頃だし、すぐにでも導入したいところだが、もちろん新品で購入はできない。良い出会いをのんびりと待つとするか。
posted by 坂本竜男 at 21:15| Comment(0) | TrackBack(0) | カメラ・レンズ

2019年09月17日

くろくも舎 切り絵展

19.9.171.jpg

19.9.172.jpg

19.9.173.jpg

19.9.174.jpg

 今日は八女配本。そんな中、矢部屋許斐本家で開催中のくろくも舎 切り絵展へ。八女の配本コースは、アートや音楽、伝統工芸など様々な文化に積極的に触れれるのが嬉しい。
 今回の切り絵展は、作業風景も見学できるのが嬉しい。切り絵は繊細で高度がな技術が要求されるが、それ以外にも構成力やデザイン力も高いレベルのものが求められる。作品が出来上がっていく段階を目の当たりにできるのは、とても貴重だ(さすがに撮影は遠慮しました)。今日は展示会の最終日だった。観れてよかった。
posted by 坂本竜男 at 19:56| Comment(0) | TrackBack(0) | アート

2019年09月16日

LEICA DG SUMMILUX 25mm F1.4 II ASPH.来月発売

01.jpg

 パナライカの標準単焦点レンズ SUMMILUX 25mm F1.4 ASPH.がモデルチェンジしてII型になった。来月17日に販売が開始される。
 光学系は前モデルと変わらないが、AFが高速化され、防塵防滴になり、外装デザインが変更された。個人的には嬉しい変更ではある。
 現時点での実売価格は6万円前後。光学系は前型と変わらないから、値段が下がっている前型を狙うか、AFと防塵防滴を重要視して新型へ行くか…。どちらにしても、もう少し様子見かな?
posted by 坂本竜男 at 21:39| Comment(0) | TrackBack(0) | カメラ・レンズ

和心料理はばきの柳川鰻の白焼

19.9.155.jpg

 昨日の配本の締めは、地元鳥栖の和心料理はばき。もちろん美味しいお酒と料理をたっぷりと楽しむ。
 ここの料理はなんでも美味しいのだが、昨日特に印象に残ったのが柳川鰻の白焼。大葉とわさびでいただく。厚みのある身は、表面はカリッとして中身はジュシー。大葉とわさびの爽やかさが加わり、上品でありながら力強さのある、なんとも言えない美味しさが広がる。最高です。
posted by 坂本竜男 at 10:28| Comment(0) | TrackBack(0) |

TOMOMO COFFEEでコーヒー談義

19.9.154.jpg

 昨日の配本の締めは、久留米のTOMOMO COFFEE。
 いつも注文すると、コーヒーだけでなく焙煎した豆と生豆も一緒に見せていただけるのが、コーヒー好きとしては嬉しい。そして、コーヒーをいただきながら、オーナーさんやスタッフさんとのおしゃべりも楽しい。ご自身でも自家焙煎のコーヒー店を営んでいるのに、おしゃべりの目線はプロ目線というよりはいちコーヒーファン。コーヒー豆の話だけでなく、色々な他のお店の話も飛び出す。皆さんのコーヒー愛と謙虚さが表れている。こんなスタンスのお店もまた素敵だなぁ。
posted by 坂本竜男 at 09:44| Comment(0) | TrackBack(0) | コーヒー

たかむらのサラダぶっかけ

19.9.153.jpg

 昨日のランチは日田のたかむら。前日、しっかりお酒を楽しんだ後は、うどんが食べたくなる。
 その中でも今回注文したサラダぶっかけは抜群。たっぷり野菜とコシのある特製麺に出汁ベースのドレッシングが抜群に合う。飲んだ翌日で食欲があまりなかったはずが、食べていくうちに食欲がどんどん蘇ってくる。ヘルシーで体が元気になる美味しさだ。日田で飲んだ翌日はこれで決まりだな。
posted by 坂本竜男 at 09:31| Comment(0) | TrackBack(0) |

ふるさとのグレー 坂本善三と灰色

19.9.152.jpg

19.9.151.jpg

 昨日は小国町の坂本善三美術館からスタート。
 今回の展示は「ふるさとのグレー 坂本善三と灰色」。「グレーの画家」と呼ばれた坂本善三の「グレー」に スポットを当てた展示である。
 グレーと一言で言っても、坂本善三のグレーは実に豊かで彩りや空気感、温度や湿度など様々な要素を感じさせるグレーだ。そのルーツは故郷である小国町の豊かな風土。霧や雲、田んぼや雪、樹皮や土…。坂本善三の表情豊かなグレーの源は、小国町のあらうゆる自然や風土にに見て取れる。
 この展示を観た後、坂本善三のグレーの源を探して回りたくなった。
posted by 坂本竜男 at 09:11| Comment(0) | TrackBack(0) | アート

満月の会に参加する

19.9.147.jpg

19.9.146.jpg

 日田の夜の最後は、毎月満月の夜に開催されている「満月の会」に参加。川辺で焚き火を囲みながら、お酒や食べ物を持ち込み、満月とおしゃべりを一晩中楽しむ。そんな会だ。
 参加者にはマニアックなスペシャリストの方も多く(主催者の方がまさにその代表)、顔なじみも多いこの会。マナーをしっかり守れば、あとは全て自由。バーベキューをしたり、美味しいコーヒーがふるまわれたり、マニアックで面白い話に花を咲かせたり。あっという間に時間が経ち、気がつけば空が明るくなり始めてくる。大半の参加者は持参のテントがクルマの中で就寝。僕はホテルへ…。日田での泊まりはどうしても寝不足になってしまうな。
posted by 坂本竜男 at 07:50| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記

2019年09月15日

天領日田洋酒博物館で山崎12年を楽しむ

19.9.145.jpg

 昨夜の日田配本の締めは天領日田洋酒博物館。今回はちょっと奮発して山崎12年。スモーキーで深いコクと、いい意味での甘みを感じる奥行きのある旨味。そして気持ちよく広がる香り。ジャパニーズウィスキーの素晴らしさを改めて実感する一杯。素晴らしいです。
posted by 坂本竜男 at 19:52| Comment(0) | TrackBack(0) | お酒

中華さとのマグマらーめん

19.9.144.jpg

 昨日は湯布院から日田へ。まずは中華さとで配本&食事。久しぶりにマグマらーめんを注文。
 プノンペンラーメンの別バージョンとも言えるこのラーメンは、野菜たっぷりなのは共通だが、より辛く、しかしマイルドなコクとなめらかさが加わる。もちろん、ボリュウムたっぷり。これがとにかく箸が進む。元気が出る美味さ。さすがです。
posted by 坂本竜男 at 19:36| Comment(0) | TrackBack(0) |

湯布院配本にて

19.9.142.jpg

19.9.143.jpg

 湯布院配本にて…。まだまだ昼間は真夏のような暑さだが、さすがに秋の表情があちこちで目につくように。秋が深まるほど、湯布院はまた別の魅力が増すよなぁ。
posted by 坂本竜男 at 19:31| Comment(0) | TrackBack(0) | 写真

2019年09月14日

エゴイスタス vol.33、今日発行!

19.9.141.jpg

 エゴイスタス vol.33が今日、印刷会社から無事に届いた。
 創刊9年目に入る今号は、秋らしくちょっとアーティスティックに……。
 今から配本に回ります。お楽しみに!
posted by 坂本竜男 at 13:45| Comment(0) | TrackBack(0) | egoístas

一脚に求めるもの

 僕が一脚に求めるものはなにか?
 もともと、ベルボン MUP-4を導入したのは、しっかりアイレベルを確保でき、極めて堅牢であることが大きい。大型アルミ一脚だから決して軽くはないが、それでも同じパイプ径のアルミ三脚と比べたら重量は1/3ほど。これなら持ち出しも苦ではないと思ったのだ。
 しかし、実際は持ち出すことが少なかった。MUP-4を持ち出せるケースは、たいていの場合三脚を持ち出せることが多かったのだ。それならより安定性の高い三脚を使った方がいい。
 ただ、普段の撮影の時に一脚があれば…というシーンはままある。そんなときは三脚も一脚も持参していない。ようは一脚の必要性をあまり想定しないケースで、必要になることが多いのだ。それをカバーするためには持ち出しやすくするしかない。
 MUP-4の場合、重量よりその長さがネックになった。僕が使うレンズはせいぜい300mmF4クラスまで。しかもガッチリ固定させるわけではないから、MUP-4ほどの強度は必要ない。MUP-4は4段だが、パイプが細くなってもいいから段数が増えて、普段は短くできた方がいい。そして、伸ばす時にスムーズに伸ばすことができれば最高だ。MUP-4は伸ばす時も一つ一つのロックがしっかりしすぎて、意外に手間取るのだ。
 これらを整理すると、僕が求める一脚は
・縮めた時の長さが短い
・スムーズに手早く伸ばすことができる
・300mm F4を使える強度と剛性
・できれば重量はほどほどに
という感じだろうか。
 僕の場合、三脚はジッツオを使っているが、一脚に関してはそこまでなくてもいいかと思っている。ジッツオのロックナットは極めてスムーズで操作感も良いので、使ってみたくはあるのだが。
 今のところ、良さそうだと思っているのはこれ。

ultrasticksuper8-1600.jpg

 ベルボン ウルトラスティック スーパー8。
 縮長はわずか260mmと極めてコンパクトながら、全部伸ばした時の全高は1560mmとアイレベルをしっかり確保。一番太いパイプ径は30mmで、フルサイズでも大丈夫な強度を持つ。ベルボンならではの、脚先端を握ってひねるだけで、全段を一気に固定・解除することができるウルトラロックを採用。スピーディなセッティングが期待できる。そして価格も定価13,000円だが実売は7,000円程度。かなり手頃だ。
 僕が求める条件は全て満たしているように見えるが、一つだけ気になることがある。それはウルトラロック。以前、ウルトラロックを採用した三脚を使っていたのだが、ロックしたつもりでも実はロックされてなく、脚が縮んでしまうケースが多々あった。簡単にキッチリとロックできるかがちょっと不安である。実物をどこかで触れれば良いのだが…。
posted by 坂本竜男 at 10:08| Comment(0) | TrackBack(0) | カメラ・レンズ

2019年09月13日

一脚を見直す

 機材整理を続けている真っ最中。そんな中にも新しいレンズがやってきたりしてはいるが、全体では断捨離が進んでいる。
 出番が大幅に少なくなった機材を合間合間に改めて検証しているが、今回の対象は一脚。ベルボンの大型アルミ一脚MUP-4である。

19.9.1312.jpg

 パイプの最大径は32mm。ハスキー3段やジッツオ3型と同等のクラスである。それゆえに安定性と剛性は申し分なく、今主流のカーボン三脚よりも重く大きいので、購入価格も安価だった。重いと言っても一脚だから1kg未満。重さはそれほど負担にはならなかった。ではなぜ、出番が少なくなったのか?
 一脚としての安定性や剛性には不満はない。むしろ使っている機材を考えるとオーバースペックなくらいである。ただ、一脚を持ち出そうと考えるときは、実は三脚の方が当然安定性も高く使いやすい。一番縮めた状態でも雲台を入れずに60cm弱ある長さがネックだった。それが持っていけるのであれば、三脚も持っていけるのである。ジッツオGT2532の導入がそれに拍車をかけた。

19.9.1313.jpg

 そしてセットで使っていた自由雲台ベルボンPH-163HAの使い勝手がイマイチだった。一脚で使う雲台には過度の固定力は必要ないと考えている。その点ではPH-163HAは問題ない(三脚に使おうとは思わないが)。問題はアルカスイス互換ではないこと。そして雲台の動きがスムーズさに欠けることだった。自由雲台であることも問題だ。やはり一脚には2WAYの方が良さそうである。
 そういうわけで、ベルボンのアルミ一脚は手放す方向で進めている。しばらくは一脚の必要な場面はないので、自分の用途にはどんな一脚が必要か、改めてじっくり考えるつもりだ。
posted by 坂本竜男 at 16:33| Comment(0) | TrackBack(0) | カメラ・レンズ

この花は…?

19.9.132.jpg

 とある風が強い日に、我が家に転がり込んできた多肉植物(?)の葉っぱ。植えておいたら、どんどん大きくなり、今はこんな小さな白い蕾がたくさん。どんな花を咲かせるかとても楽しみなのだが、そもそもこれはなんという植物なのだろう?
posted by 坂本竜男 at 13:31| Comment(0) | TrackBack(0) | 花・緑・植物

今日もMicro Nikkor P Auto 55mm F3.5を試す

19.9.131.jpg

 今日もMicro Nikkor P Auto 55mm F3.5の試し撮り。キヤノンのボディにニコンのレンズ。見た目は意外に悪くない。

19.9.133.jpg

19.9.1311.jpg

19.9.134.jpg

19.9.135.jpg

19.9.1314.jpg

 花のマクロ撮影。絞りは開放。ピントが合っている部分のキレの良さと解像度の高さはピカイチ。キレキレである。ボケは悪くないが、ケースによっては固く感じることもしばしば。この点はタムロンの方がはるかにとろける。

19.9.1315.jpg

 とはいえ、やはりこのキレ具合のすごさ。背景をぼかしながら、被写体をクッキリと際立たせながら浮かび上がらせる描写はすごい。

19.9.1316.jpg

 部分拡大。見事だ。これで絞り開放だなんて。本当にオールドレンズとは思えない。

19.9.136.jpg

19.9.137.jpg

19.9.138.jpg

19.9.139.jpg

19.9.1310.jpg

 今度はマクロレンズというよりも寄れる標準レンズとして、スナップに近い撮り方で試してみる。全て絞り開放だが、そうとは思えないキレ味の良さだ。解像度は高く、キレキレの画像である。そして、コントラストが高いのも特徴。マクロよりも、こういった撮影の方がその特徴がより出るようだ。
 画像の四隅が若干にじむし画像も流れるが、この手のレンズでは少ない方だろう。周辺減光もわずかに見られるが、これも少ない方だ。今日は絞り込んでのテストは行なっていないが、このあたりは絞れば解決するだろう。
 やはり、Micro Nikkor P Auto 55mm F3.5は、50年近く前のレンズとは思えない写りだ。解像度の高さとコントラストの高さが特に印象的だ。花などは若干固い気がするが、逆に金属系や建築などにはぴったりなレンズだろう。これ一本で全てまかなうのは個人的には厳しいが、この描写が必要な時には頼もしい存在になりそうだ。
posted by 坂本竜男 at 13:12| Comment(0) | TrackBack(0) | カメラ・レンズ

2019年09月12日

今日の鳥栖の夕景〜Pオートで撮る

19.9.122.jpg

19.9.123.jpg

 今日の鳥栖の夕景。いつもの交差点。いつもよりもダイナミックな空。マイクロニッコール55mm「Pオート」で撮る。マクロはやわらかいが、意外に遠景はキレが良い。その描写が雲のダイナミックさをうまく表している。
posted by 坂本竜男 at 19:48| Comment(0) | TrackBack(0) | 写真

ニコン Micro-NIKKOR-P Auto 55mm f=3.5を導入!

19.9.126.jpg

 最近、高い関心を持っていたマイクロニッコールをついに導入した。レンズは Micro-NIKKOR-P Auto 55mm f=3.5。通称「Pオート」。マイクロニッコール55mmの2代目で販売開始は1970年。なんと50年近く前のマクロレンズである。

19.9.125.jpg

 早速、試し撮り。絞りは開放。ピントがあっているところはシャープでキレが良く、解像度も高い。ボケはやわらかくて滑らか。色合いはやや寒色系か。全体的には自然な描写である。とても50年近く前のレンズとは思えない。

19.9.127.jpg

 ピントを合わせている花の部分を拡大。いやいや、なかなかの描写だ。ハーフマクロだから、等倍マクロほど大きく写せないが、十分に今でも使える画質といえる。予想以上に自然な描写でいい感じだ。

19.9.124.jpg

 お遊びでこんな写真も。マイクロニッコールはボケが固いイメージがあったけど、決してそんなことはない。同じマイクロニッコール55mmでも何種類もある。このPオートはやわらかめなのかも。そうなってくると、他のも使ってみたくなるが、とにかく今はこのレンズとじっくり向かい合ってみよう。
posted by 坂本竜男 at 19:30| Comment(0) | TrackBack(0) | カメラ・レンズ

マイクロフォーサーズの本質的な良さとは

19.9.121.jpg

 もともとは望遠域を軽量コンパクトにしたいという思いで導入した、ルミックス GX8+PZ45-175mm。望んでいた軽量コンパクト化はもちろん、想定外の良さを多々感じている。導入して大正解だったわけだが、これはGX8+PZ45-175mmの優秀さも含めた、マイクロフォーサーズの本質的な良さに起因すると感じている。
 では、マイクロフォーサーズの本質的な良さとは何なのだろう。
 よく言われるのは、フルサイズやAPS-Cクラスよりもレンズやボディを軽量コンパクトにできる点である。しかし、APS-Cクラスのボディもソニーα6000シリーズなど、マイクロフォーサーズ並みに軽量コンパクトで高性能なものがあるので、マイクロフォーサーズだけが優位性があるとは決して言えない。軽量コンパクトさなら1インチサイズセンサーを搭載した高級コンデジの方がさらに有利である。個人的には、ボディは小さくなりすぎると逆に使いづらいと感じている。その点、マイクロフォーサーズはちょうどいい大きさに収まっている機器が多い気がする。
 マイクロフォーサーズの良さは、ボディ以上にレンズにあるのではないかと思う。スペック上は決して明るくないレンズも、絞り開放からキリッとした解像度の高い写りのものが多い。これがAPS-Cの安価なキットレンズだと、パッとしないことの方が多い。スペックはほとんど変わらないのに、である。
 例えば、ルミックスPZ45-175mm。近いスペックのフルサイズレンズはキヤノンEF70-300mm F4-5.6 IS II USMがある。さすがに画質はキヤノンの方が優秀だが、サイズは大きく重さはルミックスの3倍以上。実売価格も倍近く違う。そして、ルミックスの方が30cmも寄れるのである。ルミックスの画質を考えると、使い勝手も含めて大いに魅力的だ。マイクロフォーサーズは単焦点だけでなく、コンパクトなズームレンズも安価で優秀なものが多いのである。
 マイクロフォーサーズのレンズの特徴は、軽量コンパクトで絞り開放から使え、解像度が高く、寄れる。そして価格も手頃なものが多い。
 ボディ側も、適度な大きさのものが多く、センサーも画素数を欲張ってないのがいい。機器によっては、手ぶれ補正やシャッタースピード、耐久性の高さもフルサイズの高級機なみ(もしくは凌ぐ)である。
 ちなみにレンズもボディも、比較的手頃な価格ながら、防塵防滴を謳っているものが多い。フルサイズやAPS-Cでは一部の高級機のみである。これも大きなメリットだろう。
 それらがもたらすものはなにか?それは、撮影スタイルのさらなる自由度だろう。持ち出しやすさに加え、撮影のしやすさ、機材の性能の高さが、さまざまな自由さを生み出す。製品ラインナップを見ると、とくにルミックスはマイクロフォーサーズの本質的な良さをより理解しているように見える。
 我が家のGX8もサブ機というよりは、もう一つのメイン機として活躍していくだろう。
posted by 坂本竜男 at 10:48| Comment(0) | TrackBack(0) | カメラ・レンズ

2019年09月11日

ルミックス G X VARIO PZ 45-175mm / F4.0-5.6 ASPH. / POWER O.I.S.レビュー

19.9.116.jpg

 ルミックスDMC-GX8を導入して、一ヶ月以上が過ぎた。キヤノンやペンタックスのオールドレンズを試したりはしていたが、基本的にメインのレンズは同時に導入したルミックスG X VARIO PZ 45-175mm / F4.0-5.6 ASPH. / POWER O.I.S.(長いので、以下PZ45-175mm)である。
 このレンズは名前のとおり、F4.0-5.6と決して明るいレンズではない。しかも35mm換算で90-350mmの望遠ズームとは思えない小ささだ。重量はわずか210g。フルサイズをメインに使っている身としては、なんとも心もとない感じである。実際、価格もかなり安いし。だが、この安価なズームレンズに驚いているのである。
 このレンズは電動ズームがついている。僕自身は使うことは滅多にないが、動画には有効な機能だ。
 AFはスムーズで速い。インナーフォーカスなので、ズーミングのときに全長が変わらないのも良い。価格は安いのにナノサーフェスコーティングが施された贅沢仕様。その恩恵を受けて逆光に強く、フレアやゴーストもかなり少ない。
 90-350mm望遠なのに90cmまで寄れる。望遠側ではマクロ的な撮影も可能だ。これはかなり便利。
 そして画質。望遠の割にボケが少ないのは、暗いレンズだしセンサーも小さいからしょうがない。しかし、被写体との距離感と背景を考えればしっかりボケるし、そのボケもなめらかだ。だが、背景によってはうるさくなるので要注意。
 広角側は絞り開放から解像度も高く、描写はかなり良い。マイクロフォーサーズのレンズらしいカッチリした感はあるが、カリカリになりすぎず良い塩梅だ。望遠側は絞り開放では若干甘いが、使えない画質ではない。少し絞れば十分だ。ただ、遠景になればなるほど解像度が落ちる。逆に近くは絞り開放でも結構いける。
 基本的には、定価5万円強のズームレンズとは思えない写りだ。この画質で、しかも軽量コンパクト。おまけに結構寄れる。これが何を意味するのか。実はオールドレンズを除くと、マイクロフォーサーズマウントのレンズはこの一本しか持っていない。しかし、この一本で結構いろいろ撮れてしまっているのだ。まるで標準ズームのように使っているのである。
 もちろん物理的にムリなことはたくさんある。しかし、軽量コンパクトゆえに持ち出すのも積極的になれるし、アングルをいろいろと工夫したり、被写体からの距離を取るために動いたりするのがあまり苦にならない。すると、このレンズの可能性が広がっていくのである。これは、おそらくPZ45-175mmに限ったことではない。マイクロフォーサーズの醍醐味ではないだろうか。
posted by 坂本竜男 at 19:12| Comment(0) | TrackBack(0) | カメラ・レンズ
Powered by さくらのブログ