ちなみに、基本的には iAモードでサイレントモード。つまり電子シャッターだ。特別な設定は行っておらず、すべてカメラまかせだ。

道端でパシャリ。空の青が実際以上に鮮やか。色乗りが良く、コントラストが高い。シャドーはデータ上では潰れていないが、かなりべったり。これはカメラとレンズ、どちらの特性か。

20cmまで寄れるというのは、やはり使いやすい。ただ、近接ではAFは遅いというより迷う傾向あり。

神社にて。端正な写りでハッとする感じではないが、ちゃんと要所を押さえている感じ。AFの遅さも気にならない。

構図や配置を意識すれば、十分ボケは生かせる。歪みも少なく、色のバランスも良い。

近接では意外にやわらかさのある描写。どうしてもマイクロフォーサーズはカリカリに解像感が高くなりがちなので、このやわらかな描写は貴重。
20mm F1.7は、古いモデルであるGM1でもなかなか良い描写を見せてくれるレンズだ。AFがかなり遅いという評判だが、近接撮影ではそれを感じるし、遅いだけでなくよく迷う。一方、ちょっと引いた撮影では、遅さは意外にそこまで気にならない。個人的には、キヤノン時代に使っていたEF50mm F1.8 IIよりもストレスは少ない。
概ね好印象だが、GM1ではまだその性能を完全に引き出せてない感じはある。次はG9 PROで検証してみよう。