今日は天気も良いので、TTArtisan 35mm F1.4CをG9 PROで試してみた。基本的には絞り開放での撮影である。

いきなりこの解像感に驚く。立体感もしっかり出てるし、抜けも良い。手前の草はグルグルボケの傾向が見られる。周辺減光はあるが、気にならないレベル。


パープルフリンジはさすがに多め。これは仕方がないか。

不思議な立体感と空気感。ここでは周辺減光は多めだが、それが逆に良い効果を生んでいる。しかし、同じ絞りのはずなのに、なぜここまで周辺減光の差が出るのだろう?


空気感と湿度感がしっかり出ている。明るいレンズなので、暗い場所でも使いやすい。

立体感も解像感もあるが、抜けの良さが光る。好きな描写だ。ちょっと、富岡光学っぽい?
TTArtisan 35mm F1.4Cは、ボディの性能が上がるとさらに表現力を見せてくれた。解像感の高さ、立体感、抜けの良さはかなりのもの。「価格にしては」という言葉は必要なく、普通にクォリティが高い。
もちろん、周辺減光が目立つケースもあるし、パープルフリンジは多めに出る。それに、背景次第ではボケがうるさく感じることもある。だが、それらを踏まえて対処して撮れば、なめらかなボケを得ることができるし、弱点もそこまで気にならないはずだ。
TTArtisan はライカMマウントのレンズを作っているだけあって、描写力の高さが光った。色乗りの良さもライカを思わせる。これは他のレンズにも自ずと期待してしまう。50mm F1.2なんかスゴく気になるなぁ。