富士フイルムへの欲望を抑える意味も込めて、今所有しているマイクロフォーサーズのシステムを、より充実させる方法を考えてみた。
現状はメイン機がG9 PROとE-M1 mark II。どちらも発表から少し時間は経つが、その性能と画質は未だ一級。この異なるメーカーのダブルメイン体制はしばらく動かないだろう。
そして、最小のミラーレスであるGM1がサブである。古いモデルではあるが、シンプルで使いやすく、サブとしては十分な画質を持つ。コンデジ並のサイズは大きな武器になる。
ボディについてはメインの画質を持つ小型ボディが欲しい場合もあるが、常用バッグのエブリデイスリング6Lにはメイン機も問題なく収まるので、必須というわけではない。つまり、マイクロフォーサーズのさらなる充実は、僕の場合はレンズということになる。
では、具体的にどんなレンズがあればいいのか?
所有しているレンズは、オリンパスPROの大三元ズームとパナライカの標準ズーム。そしてオリンパスの望遠ズーム。それにパナライカの単焦点15mm、25mm、42.5mm、ルミックス20mm。マニュアルレンズが銘匠光学35mm、七工匠35mm、パーギア25mm。マクロレンズがマイクロニッコール55mmである。
正直なところ、所有しているオリンパスとルミックス、パナライカのレンズで仕事は事足りる。それ以上を求めるなら、さらなる明るさか、さらなる使い勝手か、さらなる望遠か、ということになる。
このうち、望遠は超望遠ということになるが、今のところ仕事での出番はあまりなさそうなので、後回し。仮に導入するならパナライカ100-400mmだろう。
さらなる使い勝手といえば、やはり便利ズームだ。特に取材系の仕事では、レンズ交換やカメラを持ち変える時間すらロスになる場合がある。オリンパス12-100mm F4は、そんなときにうってつけのレンズだ。画質も各所で絶賛されている。マイクロフォーサーズだからこそ実現できたこの高画質便利ズームは、やはり必須のアイテムの一つだろう。
さらなる明るさとなると、F1.2以下になる。中望遠はノクチクロンがあるので万全。準広角や広角ではそこまでの明るさやボケは求めていないので、標準域のレンズということになる。
標準レンズはパナライカ ズミルクスがあるので、普通はこのレンズで問題ない。描写も気に入っている。だが、たまにもう一段分のボケが欲しい時がある。そうなるとF1.0クラスになるが、オリンパスの25mm F1.2もそれに近い豊かで滑らかなボケを実現しているし、なにより他がマニュアルレンズなのに対し、オリンパスはAFだし防塵防滴だ。大きく重く高価なレンズだが、これが最有力なのは間違いない。次点で中一光学25mmだろうか。
マイクロフォーサーズのさらなる充実。現状でもある程度充実していることもあり、その上を目指すとなると、最低でも10万円以上の投資は必要なようだ。
でも、それだけあれば、X-T30(中古)と七工匠35mm F0.95が買えてしまうなぁ。
2021年03月04日
ジッツオ レジェンド三脚とカメラバックパック プロジェクト
