次はEマウント、Xマウントで使えるサードパーティ製のマニュアルレンズで使ってみたいものをピックアップ。基本的には中華製がその対象になる。

七工匠 35mm F0.95。APS-Cの標準単焦点では一番明るいF0.95の明るさを実現。それでいてコンパクトで低価格、ビルドクォリティも悪くない。しかも写りの評判も良い。描写にやや甘さは残りるものの、それを生かした撮影ではメリットにも。これが3万円を切るのだからすごい。

銘匠光学 50mm F1.2。これもF1.2でありながら、かなり安い。35mm F1.4でビルドクォリティの高さと写りの良さは体感しているので、これも大いに気なるレンズだ。

パーギア 7.5mm F2.8。魚眼レンズである。パーギアは安価な製品でも解像度も高く写りが良いが、このレンズもその例に漏れないようだ。なんと言っても、ちゃんとした写りの魚眼レンズが2万円を大きく下回るのだ。それだけで欲しくなる。
いずれのレンズも、実はマイクロフォーサーズ・マウントも存在する。パーギア7.5mmの関しては魚眼レンズだから、マイクロフォーサーズではその旨味がだいぶ薄れてしまう。だが、ほかの2本はどうだろうか?
もちろん、APS-C用に設計されているから、APS-Cの方がレンズ本来の特性を活かせるのは間違い無い。だが、単純に画質のみを考えると画角の違いはあるが、マイクロフォーサーズで使ってもよいのでは…なんて考えてしまう。これはシグマ16mm、30mm、56mmも同様だ。とくに30mmと56mmの2本は、被写体との距離の取り方など、撮影者側でなんとかできる部分も多々あるような気もする。
次はボディについて考えよう。(つづく)