






今日はおりなす八女で「竹下みず穂 + 松本圭使 JAZZ LIVE」。八女出身でニューヨークをはじめ海外でも活躍されているソプラノ歌手 竹下みず穂さんと、鹿児島出身の実力派ジャズピアニスト 松本圭使さんのジャズライブである。
実は想定以上のお客さんが来られることが判明し、急遽密を避けるため会場がはちひめホールからハーモニーホールへ変更というハプニングがあったが、ライブはとても素晴らしく大いに盛り上がった。
やはり、竹下みず穂さんの歌唱力はとんでもない。音域も声量もすごいが表現力もまた素晴らしい。聴き手がグイグイ引き込まれてしまう。松本圭使さんも負けてはいない。美しいのに力強く躍動感あふれるピアノは、会場全体を楽器のように鳴らしているかのようだ。そんな2人が織りなす音楽は、たった2人とは思えない厚みとスケールの大きさがある。さすがである。
プログラムはジャズのスタンダードから民謡、邦楽まで幅広い。そんな中で個人的に特に素晴らしかったのがレナード・コーエンの名曲「ハレルヤ」。まさかこの大好きな曲を、このお二人の演奏で聴けるとは思っても見なかった。僕にとっては(勝手ながら)大きなサプライズになった一曲だった。