Leofoto G2か、BENRO GD3WHのどちらかにしようと思っていたギア雲台。
Arca-Swissのコピーともいえるが、それだけに性能が期待できるLeofoto。少々大きくて嵩張るが、圧倒的にコスパが良いBENRO。金額は高いが、光軸のずれが少なく使い方の幅が広いG2がやや優勢かと思っていた。
だが、ここにきて違う製品の存在が急に大きくなってきた。

それは、Marsace DW-4。Leofoto G2と同じコンセプトのギア雲台である。
実は、この製品については少し前から知ってはいた。しかし、調整の幅は±3.5°。LeofotoやArca-Swissの±10°よりも遥かに少ない。しかも、写真で見る限りG2より華奢に見えたこともあり、そのままスルーしていたのだ。
だが、自由雲台と組み合わせる前提なら、そのくらいの調整幅でも問題ないのではないか?そう思うようになり始めた。
すると、Leofoto G2よりも軽く(-86g)、低く(-15mm)、価格も安い(半値以下)ことがメリットとしてクローズアップされてくることになる。対荷重は4kgと控えめだが、僕の機材では望遠以外は大きな問題はなさそう。あとは信頼性だが、正直これは似たり寄ったりだと思っている。
Marsaceというメーカーに関しては、すでにトラベル三脚と中型の自由雲台を使用しており、とくに自由雲台は気に入って使っている。それを踏まえると、ヘンな製品ではないはずである。しかしMarsaceは近年、路線が変わってるようで、オリジナリティが薄れ、コピー路線に走っているという話も聞く。DW-4もその路線にある製品ではあるので、現物は確認しておいた方が良いのかもしれない。だが、さらにマイナーなメーカーになるからますます厳しいだろうな…。