
今日はおりなす八女で、山崎まさよし “ONE KNIGHT STAND TOUR 2021”。山崎まさよしは、大好きなのに今までスケジュールが合わずライブに行けていないミュージシャンのひとり。僕にとって念願の初ライブだ。


音楽の素晴らしさと魅力は分かっているつもりだったが、ライブではまたCDとは全く違う凄さがあった。僕はこれまで、その魅力を知っているつもりになっていただけだったのだ。
歌声、演奏(ギターも上手いがブルース・ハープもまた上手い!)、楽曲、そして総合的な音楽の力がとにかく素晴らしい。その場で演奏したフレーズを録音し、その場で音を重ねていくルーパーを使った演奏が多々あるとはいえ、それだけでは説明できない音楽の厚みは何なのだろう?彼のミュージシャンとしての凄さを思い知らされた。
セットリストは初期の名曲から誰もが知る名曲、そして書き下ろされたばかりの最新曲までと嬉しい選曲。誰もが知る名曲「One More Time, One More Chance」は、散々聴いてその良さは十分知っているはずなのに、生で聴くと電撃が走って鳥肌が立つその凄さ。個人的には大好きな「名前のない鳥」が生で聴けて感動。ひたすら純粋に音楽に没頭した2時間半だった。
コロナ禍で大声が出せないお客さんたちが、その想いを伝えるべくわれんばかりの拍手で応えていたのが印象的だった。本当に会場が一体化した素敵なライブだった。