






やっぱり、この描写は面白い。Low-Fiといっていいクォリティなのだが、それが素晴らしく良いのだ。
周辺減光どころかケラレが生じているし、周辺の解像度なんて流れまくって低いのだが、中央部は意外に解像する。だから、ミニチュア風に写ったり、妙にノスタルジックな感じになったりするわけだ。背景を選べばグルグルボケも凄まじい。光を意図的に取り込むとフレアやゴーストの嵐。とにかく、見慣れたなんでもない風景が面白く変化する。生まれて初めてカメラを持った時のワクワク感が甦ったかのようだ。
Amazonでわずか3,000円程度で買ったこのレンズ。こうやって遊ぶだけでも面白いが、何より写真を撮る上で大事なことを教えてくれた感じがする。初めてのワクワクは忘れてはダメだね。