2021年09月07日

モノクロって、なぜ良いのだろう?

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 G9 PROのL.モノクロームDで撮った写真がなかなか良い。レンズがパナライカだから、その描写に磨きがかかってさらに良い。でも、なぜモノクロって良いのだろう?
 普通のなんでもないカラー写真をモノクロにするだけで、ちょっと良い感じになるというレベルのものも含めて、やっぱりモノクロは良い。それはカラー写真がなかった頃のノスタルジックな感じがするからだろうか?
 いや、そう言った写真も多々あるが、洗練されて研ぎ澄まされたようなクールな写真もあるし、色味がないはずなのに豊かな色味を感じる写真もある。同じモノクロでも様々なタイプの魅力ある写真があるのは確かだ。
 デジタルの場合、カラーで撮ったものをあとでモノクロに変換するより、最初からモノクロで撮った方が情報量が多いのは間違いない。実際、色の深みがかなり違ってくる。でも、それはモノクロ写真の良さの本質を突いているわけではない。
 僕が思うのはカラーに比べて少ない情報量が、その理由の一つになっているのではないかと考えている。引き算による「美」だ。
 モノクロームに欠けている情報は、もちろん色情報。全ての色をモノトーンで表現しなければならない。しかしその分、構図や陰影、被写体の造形などが際立つ。そして、足りない色情報は脳内で補う。それは、際立たせたい部分を際立たせながら、色は見る人に委ねるという自由さともとれなくはないだろうか。
 もちろん、それだけがモノクロームの魅力ではないはず。多くの人が感じているモノクロの魅力には、いろいろな要素があるはずだ。G9 PROのL.モノクロームDというフォトスタイルで、モノクロを追求していくのも面白いかもしれない。
posted by 坂本竜男 at 20:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 写真

G9 PROでL.モノクロームDを試す

 富士フイルムのフイルムシミュレーションに近い機能が、G9 PROにも存在する。スタンダードを含む11のフォトスタイルが選べるのである。
 その中に、L.モノクロームDがある。LはLEICAのL。ただ色味をとったモノクロームではない。公式サイトによれば「ハイライトとシャドウをさらに強調させつつ、絶妙にディティールを残したモノクロの画像効果」とのこと。これがライカ的な描写を生み出すということなのだろうか。
 今更ではあるが、さっそくフォトスタイルをL.モノクロームDに設定し、近所をスナップしてみた。レンズはライカ ノクチクロン42.5mmである。

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 なるほど、確かに普通のモノクロームとは違い、諧調が豊かで深みがある。コントラストは高めだ。当然、ノクチクロンとのマッチングは良い。というか、25mmズミルクスと並んでベストマッチかもしれない。
 僕はライカを使ったことがないからよくわからないが、ライカっぽいと言われれば、おそらくそうなのだろう。近所の見慣れた風景が、ちょっとノスタルジックになったり、ドラマチックに変化したり。L.モノクロームDを好む人が多いのもよくわかる。これはもう少し追求してみるだけのものはありそうだ。
posted by 坂本竜男 at 15:28| Comment(321) | TrackBack(0) | 撮影機材

今更ながら、シグマ dp Quattroシリーズが気になる

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 実は、発表当時からずっと気になっているカメラがある。それは、シグマdp Quattroシリーズ。高解像度で知られるシグマ独自のFoveon X3 ダイレクトイメージセンサーを搭載した高級コンデジである。
 このセンサーはAPS-Cでありながら、その画質はフルサイズに迫ると言われている。とくに解像度の高さは他を圧倒する。APS-Cとは思えない高解像度なのだ。
 だが、欠点が多いのも特徴。ISOは100が基本。高感度はすこぶる弱く、ちょっと感度を上げただけでノイズが乗り、画質が落ちてしまう。AFももっさり。液晶画面は今となっては流石に古く、マニュアルでピントを追い込むのは他のカメラと比べて難しい。連写も得意ではないし、シャッタースピードも1/2,000秒止まり。とにかく使い難いカメラなのである。
 とはいえ、その画質と独創的で理にかなったデザインは大いに惹かれるものがあり、実は今まで何度となく導入を検討したことがある。ただ、その欠点の多さを受け入れれる自信が持てなくて、導入は見送ってきたのだ。
 それが、ま数年ぶりにた気持ちがdp Quattroに向かっているのは、不便でも良いから突き抜けたカメラを使ってみたいという欲望が再燃したからに他ならない。そういう意味ではルミックスは使いやすすぎるのだ。
 dp Quattroシリーズは焦点距離で4モデルにわかれている。dp0が14mm(35mm換算で21mm)、dp1が19mm(35mm換算で28mm)、dp2が30mm(35mm換算で45mm)、dp3が50mm(35mm換算で75mm)というラインナップになっている。いずれもズームレンズではなく、単焦点レンズというのも潔い。
 dp Quattroシリーズでは風景写真を撮りたいと思っているので、選ぶのならdp0 Quattroだろう。一番広角なのに、一番レンズが長くて大きいが、それでも重量は500g。コンデジとしては大きくやや重めだが、高画質カメラとして考えるとほどよくコンパクトで軽量だ。
 現行モデルとはいえ、すでにデビューから6年経っているが、そのおかげもあって中古市場はだいぶ値が下がってきている。Foveonセンサーのデビューにはもってこいのモデルと言える。
 問題はこのいくつもの欠点を受け入れ、使いこなせるかどうかだ。以前導入を検討したときも、ここが自分の使い方にあってないと感じて導入を見送った経緯がある。
 しかし、使ってみないとわからないことは多い。まぁ、使ってダメなら売れば良いのだ。
posted by 坂本竜男 at 13:19| Comment(0) | TrackBack(0) | 撮影機材
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