
調べれば調べるほど、シグマのFoveonセンサー搭載カメラを使ってみたくなる。
すこぶる高性能で使いやすくなったカメラばかりになった中、ここまで欠点が多く、なのに飛び抜けた長所があるために熱烈なファンを獲得しているものは他にはないのではないだろうか。
Foveon初心者が手を出すならdp Quattroシリーズがベストのような気もするが、実はミラーレスのSD Quattroも大いに気になっている。レンズ交換式でミラーレス。その仕様でFoveonセンサーの高画質を楽しめるのは嬉しい。シグマには18-35mm F1.8や50-100mm F1.8といった魅力的なレンズがあるし、フルサイズと比べると比較的手頃な各設定であることも魅力だ。
問題はAPS-Cミラーレスとしては大きく重く、一眼のSAマウントのためにボディに厚みがあるだけでなく、対応するレンズが少ないのは残念な限りだ。
しかし、いくら高感度が使えない、AFが古いなどの欠点があるとはいえ、APS-Cセンサー搭載カメラでは圧倒的なが高画質を誇るのは間違いない。その画質はフルサイズを超えるという評価もあるほど。だから、これは不便でも使ってみたいなぁと思っているのだ。
でも、使い勝手がよい高画質APS-Cなら、トータルでは富士フイルムX-Tシリーズの方が圧倒的に使いやすいのは間違いない。それにフジなら高感度もかなり強いし。
とはいえ、尖った存在であるシグマに惹かれるのは事実。人は時にバランスの良さや便利さよりも、より尖ったものを求めるものなのだなぁ。