
シグマ 56mm F1.4 DC DNとG9 PROの組み合わせがあまりに良く、上位フォーマットへの欲望がだいぶ薄らいでいる。シグマの同シリーズの他のレンズも欲しくなってしまったくらいだ。
もちろん、これがAPS-Cやフルサイズになると、センサーの大きさからくるメリットは大きくなる。だが、同時に大きさやコストなどデメリットも増えてくる。となると、このくらいのコストとサイズ感で、この写りを得ることができれば十分ではないか、となってしまうのだ。当たり前の話だが、カメラは良いレンズありきなのである。
その良いレンズが、マイクロフォーサーズの場合、安価で程よい大きさのものが多く存在する。このことはもっと認識されるべきである。もちろん、フルサイズが有利な部分は多々あるが、それ以上のメリットがマイクロフォーサーズにはしっかりある。シグマ56mmで撮ったデータを見直しながら、改めてそんなことを思ってしまった。