
ヤマハHS5を軸にしたシステムが組み上がって1週間経った。入力系は今のところアナログのみ。プリアンプではなく、ESI MoCoをボリューム兼セレクターとして使用するシンプルなシステムだが、大いに気に入っている。
最初から音は良かったが、エージングが進み、より音が伸びやかになってきたようだ。スペック上はレンジが狭くなっているはずなのに、それをあまり感じさせない。小口径フルレンジからの移行だから、音が重く遅く感じるかとも思ったが、それもとくに感じない。わずかペア3万円程度のスピーカー(しかもアンプ内蔵)とはとても思えないクォリティだ。限られたスペースと予算でこれだけの音が出るのだ。いい時代になったものである。
近々これにUSB-DACが加わる。そうしたら遊んでいる古いMacBook Airが繋げれるし、デジタル出力のあるBDプレーヤーを買えばCDも楽しめる。デジタルはおそらく配信がメインになるとは思うが、それでもCDでしか聴けない音楽はたくさんある。だが、それも安価で楽しめるようになるはずだ。
HS5を軸としたシステムは、デジタルが一番本領発揮するのではないかと想像する。このシステムの本番はこれからだ。