
今日のBGMは「鼓童 VS 山下洋輔 ライヴ」。実はSpotifyで知ったアルバム。
山下洋輔は日本を代表するフリージャズピアニストとして知られる巨匠の一人だが、個人的にはそこまで好きというはなかった。
しかし、実際に生で聴くと、唯一無二の演奏は大いに惹きつけられるものがあった。やはり音楽は、とくにジャズは生で聴かないとわからないものだと思ったのだった。
さらに、和太鼓奏者 林英哲とのライヴ盤との出会いが、山下洋輔に対する認識を大いに改めさせることになる(もちろん、いい意味で)。
前置きが長くなったが、そこでこのアルバムである。世界的和太鼓集団 鼓童とのライヴだ。林英哲とのライヴはあくまでもデュオ。一方、鼓童との競演はオーケストラとの競演に近い。林英哲との競演は音楽の可能性を大いに知らしめた素晴らしいものだった。そして、それをさらにスケールアップさせ、音楽に厚みを持たせたのがこのライヴだ。
異種格闘技とも言える競演にも関わらず、互いの個性が最大限に活かされながらも、見事な調和を見せながら覚醒していく。聴いていて興奮を隠しきれないアルバムだ。サブスクで聴けるけど、レコードも欲しくなるなぁ。