
久しぶりにLUMIX GX8に7Artisans 35mm F0.95を組み合わせてみる。これがなかなかの佇まい。レンジファインダータイプにはMFレンズがよく似合う。
残念なのは、今のLUMIXのラインナップに高性能なレンジファインダータイプが存在しないことだ。GX7 mark IIIはちょっと物足りないし、そもそも今は作っていない。フルサイズにも存在しない。せっかく中華メーカーに面白そうなLeicaライクなMFレンズが色々と出ているのに、コシナにも良いレンズがいろいろあるのに、と思ってしまう。結局、かつてのLUMIX静止画フラッグシップであるGX8を持ち出すことになるのである。
このGX8、僕にとって2台目なのだが、2回も買うということはそれなりに買う理由がある。その一つがMFレンズの母艦としても具合が良いということなのだ。
もともとLUMIXのカメラはMFレンズが扱いやすい。ファインダーが見やすいし、拡大表示もとても使いやすいからだ。それに加え、GX8は8年近く前のモデルではあるが、当時の静止画フラッグシップだけあって基本性能はしっかりしている。そして、防塵防滴でシャッター耐久性も20万回、マグネシウムボディの採用としっかり高級機なのである。AFは古いものの、今でも使えないことはないし、MFなら全く関係ない。そして、今や貴重なレンジファインダータイプ。出番こそそこまで多くはないが、しっかり気に入っているのである。
でも、GX8のおかげでなくても困らないはずのMFレンズの居場所がしっかり確保され、断捨離の対象になかなかならないのだ。だからこそ、もっと使ってあげないとと思うのだけどね。