以前はとても苦手にしていた焦点距離28mm。しかし、最近は得意にこそなってないけど、その重要性をすごく感じている。
今や28mmという焦点距離は、広角としては物足りない画角と思われているフシがある。標準ズームも24mmスタートがスタンダードだし、28mmが広いという感覚はそれほどない。しかし、それが良いのだ。
24mmあたりからパースが強くなり出して、広角感が強くなる。だが28mmにそれはない。パースはつくもののキツくはなく、とても自然なのだ。どうだ、広角だ!という感じがない。この自然さがとても良いな〜と最近はと強く感じるのである。そういえば、リコーのGR(35mm換算28mm)が人気が高いのは、画質の良さはもちろんだけど、その画角にあるのだろうとも思う。
だから、SIGMA 28-70mm F2.8 DG DNで不足感はあまりない。だが同時に最高の28mmをLマウントで使いたいとも思う。
しかし、現時点でLマウントのミラーレス用で28mm単焦点レンズは、Leicaアポ・ズミクロンSL f2/28mm ASPH.のみ。いくら最高の28mmを使いたいと言っても80万円オーバーは流石に高い。一眼レフ用ならSIGMA 28mm F1.4 DG HSMがあるが、こちらは大きく重いしミラーレスに最適とは言い難い。28-45mm F1.8 DG DNに注目しているのは、最高の28mmが欲しいからでもあるのだ。
でも、できればF1.4までいらないから、Artシリーズの画質でコンパクトな28mmを出して欲しいなぁ。