
スピーカースタンドをK&M 26772に変えて三日目。今日は少し音量を上げて試聴したのだが、正直その音にびっくりした。
ハヤミと比べると定位が抜群に良い。左右も広がり奥行きと高さがしっかり出る。ヴォーカルはとても伸びやかで生々しいし、パーカッションのアタック感、弦ののびやかさとキレの良さも凄まじい。明らかに解像度が増しているし、サウンドステージがとても広くなっている。fレンジも広がっているように感じる。まさにスピーカーが生き生きと鳴り出した感じだ。別物と言っていいくらい良いのだ。
しかし、コの字形状のためどうしてもスピーカーを触ると少しぐらつくし、レコードラックの上に置いているからスタンドの足元も弱い。この点はハヤミの方が明らかに安定していて優れている。なのに、出てくる音はK&Mの方が圧倒的に良い。これはどういうことなのだろうか?
今まで僕は、スピーカースタンドはもちろん、オーディオラックやボードなどはブレやグラつきは厳禁。音に悪影響を与えると信じてきた。今までの実体験でもそれを実感してきた。
しかし、K&M 26772はその例に当てはまらない。堅牢な作りではあるが、形状からどうしても上下方向にわずかに揺れる。なのに、出てくる音は素晴らしい。どうもガッチリと固定させるだけが良いわけではないようだ。音を良くする要素は色々とあるのだろう。これだからオーディオは面白い。