2017年11月14日

WISTA 3WAY自由雲台について

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 ついに導入したWISTA 3WAY自由雲台。ただでさえ地方在住だから多くの製品の実物を目にする機会が少ないが、WISTAは知名度が低いから地方の店頭で実物を拝めるのは極めて困難。それでも導入を決意したのは、数少ないネットのレビューと画期的と思えるその構造にある。
 まず見た目からしてどの雲台とも似ていないが、3WAY自由雲台という名称はどっちなんなんだよ?と混乱させる。しかし、実物を扱ってみると、大いに納得するのである。
 基本的には自由雲台の発展系と言える。ただ、稼働するボールの部分は三脚の重心の中心軸上にはない。片方に随分オフセットされている。しかし、カメラをセットしたときに全体の重心が、ちゃんと三脚の重心の中心に来るようになっている。

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 そして、ポイントはこの小さなネジ。これで水平が簡単に取れるように工夫されている。一般的な自由雲台は水平を簡単に出すのは難しいが、このネジを使うと極めて簡単である。

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 一番惚れ込んだポイントはここ。ハスキーやベルボン、スリックの重量級の3WAY雲台は極めて優秀だが、それでも縦位置での撮影では難がある。重心がずれて不安定になるのはもちろん、カメラの位置も大きく変わるので、三脚もしくは被写体を動かす必要があるのだ。これは結構、わずらわしい。しかし、WISTAではそれは皆無。重心もずれないし、三脚を動かす必要もない。そして、縦位置での安定性はピカイチである。これは他の雲台に大きく差をつけるところだろう。これだけでこの雲台を買う価値がある。
 ちなみに一般的な3WAY雲台に比べて極めて可動域が広い。真上の撮影も難なくこなす。3WAY雲台と自由雲台のいいとこ取りをしたような雲台だ。
 WISTAは大判カメラのメーカーである。作りはしっかりしているし、耐荷重もありそうだ(メーカーは数値を発表していない)。リンホフもそうだが、大判カメラのメーカーが作る雲台は安心感が違う。
 この雲台の重量は614g。しっかりした3WAY雲台はたいてい1kgを超える。このしっかりした構造と性能でこの重量は軽い。これもこの雲台の大きなメリットだ。
 ではデメリットはないのか?カメラの向きの調整はレバーで行うのだが、操作自体はしやすいものの、リンホフみたいにフリクションコントロールがついてないので、扱いを誤るとカメラがおじぎしてしまう。これだけは要注意だ。
 いろいろ試している最中だが、この雲台はとても使いやすいしよくできている。この雲台だけで大抵の撮影は済んでしまうのではないか?そう思わせる一品だ。これから仕事で使っていくのが楽しみだ。
posted by 坂本竜男 at 13:46| Comment(0) | TrackBack(0) | カメラ・レンズ
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