




山口県立美術館の後は食事を済ませ、国宝 瑠璃光寺五重塔へ。室町時代中期におけるすぐれた建築の一つであり、大内文化の最高傑作。日本三名塔の一つにも数えられる五重塔である。
まず、その美しさに見とれてしまう。その洗練された美しいフォルム。歴史を感じさせる細かなディテール。本当に素晴らしい。500年以上その姿を変えずに留めているのだそうだ。
正直、恥ずかしながら山口にこんな素晴らしい五重塔があるなんて知らなかった。だが、よく考えたら日本の歴史において、山口は重要な場所の一つを担っている。戦国時代しかり、幕末しかり。歴史が大きく動く時、山口は少なからず関わりがある。
山口は九州よりも山の色づきが若干早い。これからさらに五重の塔の美しさが際立っていくに違いない。