2018年10月14日

ちょっと古い三脚だけど…

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 ちょっと前までは、撮影の仕事で一番稼働率が高いのはベンロA2570T+ベルボンPH-260だった。しかし、最近はベルボン カルマーニュ630E+ケンコー FP-100 PROの出番が多い。これは、最近加わったちょっと古い、新機材である。
 ベルボン カルマーニュ630Eは、パイプ径28mmのカーボン三脚である。使い勝手の良い中型三脚で、作りもしっかりしている。200mm F2.8くらいまでであればほぼ大丈夫だ。もう少しだけ背が高いと文句なしだが、ベンロA2570Tよりもしっかりしているし、何より軽い。振動対策も期待できる。石突もいま同メーカー主流の可変石突(スパイクが内蔵されている)でないのが、個人的には良い。ローアングル撮影もできるし、古くても十分に実戦で活躍できるモデルだ。
 カルマーニュ630Eの良さを生かす雲台として選んだのが、ケンコー FP-100 PROである。もともとこの三脚にセットでついてくるのは3WAY雲台であるPH-460Bだ。軽くて使いやすいのは良いが、固定力がイマイチなのが気になっていた。だが、固定力が高い3WAY雲台は、ベルボン、スリック、ハスキーなどに優れたモデルがあるが、いずれも重い。そこで軽量でも固定力が高い自由雲台を探して、この雲台に行き着いたのである。
 ケンコー FP-100 PROは、プロの信頼が厚い梅本製作所のOEMである。もう、製造は終了しているが、同等のモデルは梅本製作所で購入可能だ。梅本製作所の雲台は、固定力の高さと使い勝手の良さで有名だが、実際に扱ったことはなかった。だが、実際に使って見て、すっかり気に入ってしまったのである。
 スペック上は最大積載質量は5kgである。だが、多くの場合、メーカーの公表値はあてにならず、公表値の半分というのが目安になっている。海外メーカーの場合はさらにそのパーセンテージが下がる。しかし、FP-100 PROの固定力は素晴らしく、スペックどおりという印象だ。ケンコーよりも大型のリンホフの自由雲台(最大積載質量8kg)も所有しているが、それよりも固定力が高いのでは?と思わせるほどの安心感がある。
 いま主流のフリクションコントールはない。しかし、その必要性を感じさせない使い勝手の良さだ。ちょっと締めただけでレンズがお辞儀しない範囲で固定され、もう少し締め込むとしっかり固定される。リンホフも良い雲台と思うが、個人的にはケンコー(梅本)に軍配をあげたい。そのくらい優秀な雲台なのだ。
 このちょっと古い三脚のセットが、何気に高性能で使い勝手がいい。今は中古でしか手に入らないが、ジッツオなどの海外メーカーに比べると異様に流通価格が安いように思える。ジッツオは確かに素晴らしいが、国産メーカーも用途に応じてちゃんと選べば素晴らしい仕事をしてくれる。三脚に関しては日本はガラパゴス化しているという話も耳にするが、そうとも言い切れないな〜とも思うのである。
posted by 坂本竜男 at 14:55| Comment(0) | TrackBack(0) | カメラ
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