2018年10月27日

レンズの解像度について

 デジタル時代になって、レンズの性能で解像度をより重視する傾向がある。PC上でピクセル等倍で見てもキチンと解像しているかどうかを気にする人が多いからだろう。それもあって、高解像度で定評のあるシグマのArtシリーズの評判が良い。しかし、僕の場合は解像度優先主義はちょっと違うと感じる。むしろナンセンスとさえ、思えることもある。
 僕の場合は紙媒体がメインだから、印刷から刷り上がってきたときの仕上がりが全てだ。普通の印刷では、その解像度の高さがどこまで印刷物に表れるか疑問に感じることもある。それよりも全体のバランスがの方が重要のように思う。
 例えば風景写真でも、全てが解像しているよりも、ピンを合わせているところ以外は、程よくフワッとしたユルさが欲しい。その方が全体のバランスが良い気がするのだ。
 これはオーディオの世界にも通ずるものがあるかもしれない。全ての音を事細かくトレースするかのように聴かせるよりも、音楽の大きな流れやダイナミズムをしっかり聴かせた上で、細かなディテールを補って行く方が僕は好みだ。今のカメラ業界全体にある解像度優先主義は、もっと大事なものをないがしろにしているようにも思えるのである。
posted by 坂本竜男 at 16:31| Comment(0) | TrackBack(0) | カメラ・レンズ
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