2018年11月30日

デザインのスタイル、取材のスタイル

 今回の取材先で度々言われることがある。「珍しいですね」「初めてですね」「変わってますね」などなど。
 確かにそうだろうと思う。普通、ページものの取材はカメラマンと助手、ライターの3人くらいは必要だ。しかし、たった一人でやってくる。機材も最小限。大げさな照明なんて持ってこない(ストロボくらいは持参するが)。そして、話を聞いては撮影し、また話を聞く。雑談も多い。エゴイスタスの製作を一人でやってきた身としては当たり前のようにやっていることが、実はかなり珍しいものとして映るのだろう。
 分業した方が効率も良いし、一つ一つの作業のクォリティが上がる。そう考えるのは、当たり前のことである。しかし、それは関わっている人間全てが同じビジョンを持ってこそ。ビジョンがバラバラではカタチになりにくいし、レベルが違う場合はレベルが低い方に引っ張られるリスクもある。トータルで考えて作ることができるメリットは大きいと僕は思っている。もちろん、どんなケースでも可能ではないが。
 ちなみに、職人さんの作業風景の撮影の時に「動きを止めないで良いですか?」と聞かれることも度々あった。しかし、僕は「いつものように作業してください」とお願いして撮影をしている。僕はその方が本当の作業風景を伝えれると思っているからだが、動きを止めることを要求するカメラマンの方が多いらしい。確かに効率はいいかもしれないが、それは作られた写真に過ぎない。ウソといってもいいくらいだ。照明を必要以上に使うのも僕は好きではないが、これも同じ理由である。
 僕のこの取材のスタイル、撮影のスタイルも自分のデザインのスタイルなのだ。
posted by 坂本竜男 at 01:00| Comment(0) | TrackBack(0) | デザイン
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