



キヤノンは、フルサイズミラーレス「EOS R」シリーズに対応したRFレンズ「RF70-200mm F2.8 L IS USM」を2019年11月21日に発売する。「RF15-35mm F2.8 L IS USM」と「RF24-70mm F2.8 L IS USM」に続いての販売開始で、RF大三元レンズがついに揃うことになる。
RF15-35mm F2.8 L IS USM、RF24-70mm F2.8 L IS USMともに、待望のIS(手ぶれ補正)がついた。ミラーレス用とはいえ小型軽量化とはいかず、EFマウントと同等の重量はある。これはミラーレスが小型化に向いているというよりも、より高画質で高性能を求めるのに適していると考えたほうがいいだろう。個人的には、RF24-70mm F2.8 L IS USの最短撮影距離が0.21mというのが魅力を感じる。
一方、今回発売が決定したRF70-200mm F2.8 L IS USMは、前述の2本とは対照的に大幅に小型軽量化ができている。フルサイズ用としては驚異的で、これだけでも魅力的だ。しかも最短撮影距離は0.7m。使い勝手も良さそうだ。
RF大三元は魅力のあるレンズだが、価格はいずれも高い。3本揃えると、キヤノンオンラインショップでは86万円+税。簡単に手を出しにくい価格だ。これは仕方ないといえば仕方ないのかもしれないが…。