2020年05月09日

6D mark IIを使う意味1

 ルミックスのスチル撮影フラッグシップであるG9 PRO、ライカ VARIO-ELMARIT12-60mm F2.8-4.0、オリンパス7-14mm F2.8 PRO、オリンパス40-150mm F2.8 PROという布陣が揃って以来、キヤノン6D mark IIの出番は激減したことは、このブログで何度もお伝えした通り。マイクロフォーサーズ最高峰のシステムは、画質でも性能でもフルサイズに近い、あるいは同等以上のパフォーマンスを見せてくれるのだ。これは当然の成り行きである。

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 それ以来、何度も6D mark IIとレンズ一式を手放そうかと悩みに悩んだ。で、今のところまだ手元に残してある。
 とは言え、フルサイズ用のレンズの大半は手放してしまった。手元に残っているのは大三元レンズとオールドレンズのみである。しかし、2本のオリンパスPROレンズのおかげで超広角ズームと望遠ズームの出番は全くない。出番があるのは、標準ズームとオールドレンズのみである。
 つまり、その2種類のレンズが6D mark IIを手元に残すための最後の砦なのである。6D mark IIを残す意味が、ここにあるわけだ。では、なぜその2種類のレンズのみが出番があるのだろうか?

 6D mark IIで使っている標準ズームは、キヤノンEF24-70mm F2.8L USMである。現行モデルの一つ前だが、現行も古くなり始めているので、かなり前のレンズだ(なんと2002年!)。それゆえに、今のレンズのように絞り開放からシャープということはない。僕はポートレート撮影の時でもF3.2〜3.5くらいと若干絞って使っている。ちなみに絞れば十分にシャープ。そのときの解像度に不満はない。現行の2型はもっとシャープで収差も歪みも少ないが、買い換えるほどの差があるのか(あくまでも僕の使い方で)は、今のところ微妙である。
 EF24-70mm F2.8L USMの特徴は、2型よりもフードが深く大きいことである。持ち運びや収納する時はかさばってしょうがないが、このフードの大きさにはちゃんと意味がある。これは2型よりも優れているのだ。それはどういうことか?

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 このレンズは、望遠の時が最短の長さになる。

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 広角ではここまで伸びる。

 これが何を意味するのか。フードはレンズの先ではなく、鏡胴の先につけられる。つまり、望遠でフードの効果が高まるようにできているのだ。

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 これがフードをつけた広角の時。

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 そして望遠。ここまで深ければフードの効果が期待できる。
 2型のフードは浅くなったため、広角側はともかく、望遠での効果は少ないと考えられる。これは1型のメリットだ。

 EF24-70mm F2.8L USMの一番の特徴は、その画質にあると思っている。
 一時は絞り開放から解像度が高い2型に買い換えることを真剣に検討したが、マイクロフォーサーズはそれよりも解像度が高い。なので、フルサイズで解像度にこだわる必要もなくなった。
 そうなると、EF24-70mm F2.8L USMの適度にやわらかで、立体感のある描写が武器になってくる。柔らかといっても、ソフトすぎるわけではない。現代のレンズの良さを残しながらオールドレンズ的良さを加味したイメージだ。個人的にはカリカリに解像度の高い現代のレンズにない空気感と立体感、そして色ノリの良さを持っていると思う。
 ちなみにAFはキヤノンレンズは昔から爆速だ。そこに不満は全くない。
 一番の不満は大きく重いこと。この性能を出すために大きさは必要なのだと思うが、950gという重さはさすがにいただけない。僕が2型を検討した理由の一つは軽くなった(805g)ことも大きいのだ。

 というわけで、6D mark IIはEF24-70mm F2.8L USMを使うために残す意味がある、ということである。最新のレンズが高解像度と収差・歪みの少なさを(必要以上に?)求めすぎるあまり、写真の面白さの幅が狭くなってきている部分がある。その反動がオールドレンズブームなのだろう。そういった意味でも、この組み合わせはいい落とし所と言えるのかもしれない。
posted by 坂本竜男 at 14:12| Comment(0) | TrackBack(0) | カメラ・レンズ
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