
1990年代を代表する名盤の一つであり、個人的にはロス・ロボスの最高傑作ではないかと思っている一枚。
ロス・ロボスといえばルーツミュージックやテックスメックス(メキシコ音楽)とロックの融合といったイメージだが、基本的にはルーツ色が強いアルバムが多い。そんな中、このアルバムはそれらのベースがありつつ、もっとオルタナティブというか、音響的というか、現代的アプローチ(この表現が正しいかは微妙だが)がなされている。
このアルバムがリリースされたのは1996年。それまでの彼らのアルバムと大きく違いつつも、彼らの素晴らしさがしっかり詰まっていて衝撃だったのを今でも覚えている。今聴いても色あせない名盤だ。