

立花山は標高367.1m。登山コースの距離は駐車場から山頂まで約1.6km。地元の方曰く、登山というよりも散歩の延長で登る感じなのだそうだ。これなら楽勝!と思い、登り始めるが、これが思いの外キツイ。登山道に入るとほぼ日陰で気温も意外に低い。それなのに、この疲れ方はマズイ。
今月に入ってまともに自転車も乗ってなく、ほとんどの時間を自宅で過ごしていたこと、そもそも自転車で使う筋肉と登山で使う筋肉は違うことなど、キツイ理由はいくつか思い当たるが、ようは体がなまっていたのだろう。

ラクな登山のはずが、思った以上に体がヘバっていたので、ムリをせずゆっくりと登る。こんなとき、途中で冷たい水が飲めるのは本当にありがたい。


山頂は想像以上に眺めが良い。福岡の街並みや海岸線、志賀島あたりまで綺麗に見える。空気が澄んでいたら、もっと遠くまで綺麗に見えるだろう。しっかり日陰もあり、涼しい風が吹いていて気持ちが良い山頂だった。
下りは上りの半分ほどの時間で下りきった。ナマっていた体も喝が入って、やっとまともに動き出したようだ。

アオスジアゲハが交尾をしながら繋がった状態で飛んでいた。カメラを向けると、丁寧に近くの草にとまってくれた。
久しぶりの登山(というか軽いトレッキング?)で、自分の体が自覚している以上にナマッていたことを実感した。
しかし、体を動かすのは気持ちが良い。それに、今日登山道ですれ違った方達はいずれも年配の方ばかりだったが、いずれもお元気でしかもマナーも素晴らしく、健全な魂は健全な身体に宿るということを身を以て示されているようだった。見習わなければいけないなぁ。