
久しぶりに、サイモン&ガーファンクルのデビューアルバムに針を落とす。
メロディと二人の声のハーモニーの美しさに、今更ながら驚く。そう言えば、名曲中の名曲「サウンド・オブ・サイレンス」はこのデビューアルバムに収められているのだ。この曲で終わるA面は、ラストで美しさのピークを迎える。見事である。
優等生的なフォークデュオと思われているフシもあるが、同時代のボブ・ディランとは違った意味で尖った存在だったような気がする。そして、ボブ・ディランもそうだが、フォークの枠に収まりきれない音楽のスケールの大きさを感じるのだ。そして、その音楽的な大きさは、このデビューアルバムからしっかりと表れている。だからこそ、深い感動があるのだろう。
いい機会だから、改めてサイモン&ガーファンクルを聴き直さなければ。おそらく、新たな発見と感動があるに違いない。