


MINIATURE LIFE展は、発想という点でも写真という点でもとても勉強になる展示だ。とくに写真という視点で考えると、展示は全て撮影ができるがゆえに、撮影技術や構図の撮り方の差が顕著に出る。
美術館での展示だから透明アクリルのボックスに入っているし、照明もやや暗めだから撮影条件は決して良くない。もちろん三脚も使えない。しかし、それでも構図はより良いものを追求するべくチャレンジできる。まぁ、チャレンジしてみて、改めてその凄さやクォリティを実感するわけだけれど。
田中達也さんの機材は、おそらくソニーのフルサイズミラーレス。ミニチュアの撮影はボケすぎると作品にならないから、マクロレンズで絞り込んで撮影することになる。当然、三脚は必須だ。
その点、マイクロフォーサーズなら被写界深度が深いし、通常のレンズでもマクロ並に寄れる。強力な手振れ補正があるから、本家の写真とは一味違うものが撮れるはずだが‥…。来月30日まで開催しているから、もう一度行くべきだなぁ。