


夕方の福島八幡宮は参道が光に包まれて美しい。


隣のお堀は、順光と逆光では全く違う表情を見せる。
GM1はサイレントモードをON。すべてiAモードで撮影した。
コンデジ並の大きさでiAモード設定だから、手軽にスナップ写真を撮るのにはとても具合が良い。サイレントモードにするのも、それにつながっている。古いミラーレスとは思えない使い勝手だ。
そして、やはり12-32mm F3.5-5.6の描写が良い。パナライカと比べてはいけないが、日中の屋外で撮る限り「使える」画質を確保できている。多少ゴーストは出るものの、逆光も意外に強いのも良い意味で想定外。この大きさでここまで撮れれば文句はない。
GM1の液晶モニターは古い割には画質は良いので、これも撮影のテンションを上げるのに一役買っている。僕はこの手のコンパクトなカメラには、必ずしもファインダーは必要とは思っていない。後継モデルのGM5のように、ファインダーを設けることで液晶が小さくなることの方が問題だ。そういう意味でも、GM1は良い割り切り方をしている。
GM1は使い方は限定されるが、それさえ踏まえて使う分には未だに優秀なカメラと言えると思う。そして何より、その性能がこのスタイリッシュでコンパクトかつ高品質のボディに備わっているのだ。未だにこのカメラのファンが多いのはよくわかるな。