
レコードを仕事のBGMにするのは意外に良い。レコードのほうが音楽の厚みがあるし、何より音楽が楽しいから、仕事のBGMとしてはどうかなぁと思っていた。しかし、ブライアン・イーノが思いのほか良かったので、グルードのパルティータをかけてみたのだが、これもなかなか良い。仕事に弾みがつく感じだ。
おそらく、よりその音楽性がレコードでは濃くなるから、ちゃんと選べば仕事にも有効なBGMとなり得るようだ。もちろん、これは個人差が多いのは容易に想像がつく。しかし、レコードで聴く音楽によりエンジンをかけ、仕事が進み始めたらレコードで弾みをつける。そんなことも十分可能なようだ。
レコードだと片面再生ごとにレコード盤を裏返し、針を落とし直さなければならない。このことも実は仕事には良いではないだろうか。必ずしも長時間集中することが良いこととは限らない。実は、集中しているつもりになっているだけのことも多い。適度な区切りをつけられるのもレコードのメリットだ。その区切りはアルバム一枚では長すぎる。レコードの片面というのは、ちょうど良い長さなのである。