







まず撮ってみて、ピント面のシャープさに驚く。見事な解像度だ。この手の激安レンズは絞り開放だと描写が甘いのだが、ピント面はシャキッとしていて絞り開放から積極的に使える。周辺ももっと流れたり滲んだりするレンズが多いのだが、ルミックスやオリンパスより劣るものの、決して悪くない。価格を考えるととんでもないことだ。
ボケもなめらかだし、色乗りも良い。最短撮影距離はスペック上は20cmだが、実際はそこまでは寄れない感じ。25cmくらいだろう。ルミックス25mm F1.7の方がソツがない写りをするが、その分素っ気ない感じもある。その点、パーギアはちょっと惹かれるものがある。評判が良かったので悪くはないとは思っていたが、正直ここまで良いとは思わなかった。
GM1との組み合わせも、グリップなしでもマッチするサイズ感と、小さいのに存在感がある質感でかなり気に入った。13年前のミラーレスと実売6千円未満のレンズの組み合わせとは思えない写りを見せてくれる。GM1の常用レンズはパーギアになりそうだ。