
今日は、楽しみにしていた柳家喬太郎独演会。古典から現代落語まで、基本をしっかり押さえつつもいい意味で尖った落語で評判だが、「生」の落語は本当に素晴らしかった。
独演会と言いつつ、お弟子さんが2人くらい一席ずつされることが多いものだが、今回は本当の独演会。しかも三席だから恐れ入る。古典二席、現代落語一席だったが、どちらも素晴らしかった。表現力も素晴らしいが、キレの良さがとにかく印象に残った。巧さも毒もすごいのだが、それに凄まじいキレの良さが加わって、とにかく爽やかなくらい心地よい。TVでは十分に伝わらないであろう、独特な気持ちよさがある。生で観れたのは、本当に良かった。
柳家喬太郎さんは古典をしっかり抑えつつ、独自の現代落語(創作落語)も定評のある落語家だ。どちらも素晴らしいが、とくに現代落語は視点の面白さや構成の良さで頭ひとつ抜けているように感じる。機会があれば、是非また観に来たいなぁ。