これらの共通点は、基本的にはそれぞれのメーカーでセンサーサイズが同じこと。ソニーの場合、画像処理エンジンの違いはあるから同じ画質ではないが、それでも決定的な差ではない。基本的にはかなり高画質だ。富士フイルムについては画像処理エンジンも同じになる。
つまり、画質はほぼ同じなので、必要な機能で機種を選べば良いということになる。
そして、レンズ。使いたいレンズで選ぶべきカメラも決まってくる。
それでは、ソニーから具体的に使いたいレンズをピックアップ。まずは、ソニー純正から。

E 10-18mm F4 OSS。F4通しとはいえ、超広角ズームがこのコンパクトさ。そして重量はわずか225g。写りの評判も良い。マイクロフォーサーズのお株を奪うようなレンズだ。

Vario-Tessar T* E 16-70mm F4 ZA OSS。これもF4通し。ツァイスを冠する純正のAPS-CのEマウントレンズは、これを含めて2本のみ。標準ズームは必ず必要とはしていないが、やはり気になる存在だ。

Sonnar T* E 24mm F1.8 ZA。単焦点はツァイスを冠するこれ。軽量コンパクトながら質感もよし。所有欲を見てしくれる存在。そこそこいい値段するのが玉に瑕。
次は、サードパーティ製。

タムロン 17-70mm F/2.8 Di3-A VC RXD(Model B070) 。今年リリースされたばかりの注目のレンズ。26-105mm相当でF2.8通し。APS-C用としては重いレンズだが、スペックを考えると十分軽量でコンパクト。
シグマ 16mm F1.4 DC DN。広角単焦点ならこれ。シグマのContemporaryシリーズながら、Artシリーズに迫る画質とも言われているAPS-Cミラーレス用レンズのひとつ。コスパも高く、このシリーズは欠かせない。

シグマ 30mm F1.4 DC DN。明るい標準単焦点レンズとしてはダントツのコスパの高さ。まず、最初に揃えたいレンズだ。

シグマ 56mm F1.4 DC DN。中望遠単焦点として重宝しそう。ポートレートにはこれが最適かも。
ソニー純正のAPS-Cレンズは、実はそこまで充実していない。だが、高画質のサブという位置づけで考えているので、標準ズーム、望遠ズームは考えなくて良い。純正は10-18mm F4をひとまず買い、あとはシグマのDC DN3本を揃えれば良さそう。とくにシグマの3本はコスパが高く、使い勝手も良さそうだ。
あとは、中華製を中心としたマニュアルレンズがあるが、これらはソニーEマウントと富士フイルムXマウントの両方が揃っているものが多いので、あとで触れるようにしよう。(つづく)