2021年03月11日

APS-Cミラーレスをちゃんと考えてみる(4)

 つづいて、富士フイルム Xマウントレンズで気になるものをピックアップ。まずは純正から。

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 XF 35mm F1.4 R。Xマウントレンズの定番中の定番。初期のレンズなので設計は古いしAFは遅いが、写りの良さは折り紙付き。やわらかな描写ではあるが、このレンズでなければ得れないものがある。近い将来、モデルチェンジする可能性はある。

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 XF 56mm F1.2 R。これも定番。写りはもちろん良い。ポートレートはこれで決まり。F1.2の明るさが純正で手に入る。

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 XF10-24mm F4 OIS WR。最近、防塵防滴仕様にマイナーチェンジ。やや重めだが、それでもオリンパス7-14mm F2.8より軽量。フィルターが使えるのはもちろん、35mm換算で36mmまでカバーするから使いやすいのも良い。防塵防滴が必須でなければ、少し安く買える前モデルでもよし。

 そして、サードパーティ製。ここではMFレンズではなく、AFレンズのみ取り上げる。

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 VILTROX AF 33mm F1.4 XF。AFは純正よりずっと早く、画質も優秀。そして実売3万円と安い。純正のような個性は薄いかもしれないが、コスパはとても高い。

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 Carl Zeiss Touit 1.8/32。ツァイスを富士フイルムで使うという付加価値。ちょっと高めだが、純正よりもキリっとシャープでヌケが良い描写が印象的。

 富士フイルム Xマウントレンズは純正は写りは大いに魅力的だが設計が古いものも多く、数年のうちにモデルチェンジする可能性はある。VILTROXなど中華製レンズを除くと、価格はやや高めか。写りに関しては、やはり純正単焦点は魅力的。富士フイルムでなければいけない必然性があるように感じる。
 次は、Eマウント、Xマウントの両方があるマニュアルレンズについて考えてみよう。(つづく)
posted by 坂本竜男 at 22:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 撮影機材
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