2021年03月14日

APS-Cミラーレスをちゃんと考えてみる(7)

 つづいて、富士フイルムのボディについて。
 富士フイルムはX-T3以降のミドルレンジ以上は、センサーも画像処理エンジンも同じ。画質は同等とみなせる。よって、X-T3、X-T30、X-T4、X-S10、X-E4が対象になるが、価格も高く大きめのサイズもX-T4は除外。サイズの点でX-T3も外す。前の世代のセンサーも画質自体はかなり良いのでX-E3も対象にして良いのだが、これは使用用途と価格次第だろう。よって、候補はX-T30、X-S10、X-E4になる。

xt30.jpg

 この中では価格が一番こなれたX-T30が最有力。コンパクトでシャッタスピードも電子シャッターなら1/32000秒まで対応している。安心して明るい大口径レンズが使える。手振れ補正はないが、望遠レンズを使う前提ではないので、今回はそこまで重要視していない。
 手ぶれ補正を重要視するなら、X-S10の一択。グリップが深いのも扱いやすさにつながる。ただ、その分少しだけコンパクトさをスポイルする。
 X-E4は僕の使い方なら案外理想に近いかもしれないが、グリップがないので何かしらの対策は必要かも。
 富士フイルムの良さはやはり画質。そしてJPG出しでは完全に頭ひとつ抜けている印象がある。フィルムシミュレーションはとても魅力を感じるものの、実際に導入した場合、僕がどのくらい使うかは未知数。こればかりは使ってみないとわからない。あと、タッチパネルのレスポンスなどで以前は使いづらさがあったが、どこまで良くなっているかは確認が必要。以前は評判が良くなかったAFだが、今はおそらく問題ないだろう。
 あとは改めて実機を扱ってみることが必要だ。(つづく)
posted by 坂本竜男 at 10:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 撮影機材
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