




やはり、F0.95の世界はすごい。マイクロフォーサーズとは思えないボケかただ。フルサイズではF1.9相当のボケ量なのだが、それ以上にボケ量が多く感じるのは、フルサイズのレンズよりも被写体に寄れることが大きいのだろう。ボケがうるさくなることもほぼなく、とろけるようなボケを見せてくれる。
その一方で、ピント面の解像度の高さもなかなかのもの。ピント面のシャープさと豊かなボケが相まって、被写体が見事に浮かび上がる。本来、この手のレンズは1〜2段絞って使うことが多いのだが、積極的に絞り開放で撮りたくなる。
ちなみにピント合わせはシビアではあるが、ピントの山は比較的つかみやすい。最近の機種なら、拡大機能やピーキングを使えば、ピント合わせに苦労することは少ないはずだ。

ちなみに、ちょっと距離を取った被写体だとこんな感じ。スタジアムの奥にピントを合わせているが、スタジアムの手前は結構ボケている。本当はF8くらいまで絞るんだろうけどね。