
中一光学 SPEEDMASTER 25mm F0.95がとにかく楽しい。F0.95という明るさはまさに驚異的。暗さを気にせずに撮影できるし、フルサイズを思わせるボケを得ることもできる。そして、SPEEDMASTER 25mmはピント面に関しては絞り開放からシャープ。絞り開放でガンガン撮れる。しかも、F0.95とは思えないコンパクトさで使いやすい。GM1を持ち出すときはこのレンズをつけていることが多いし、G9 PROでも積極的に使っている。昨日の黒木の大藤も、このレンズで撮影したものが多い。とにかく、いま一番お気に入りのレンズなのだ。

マイクロフォーサーズでF0.95の場合、フルサイズではF1.9とほぼ同じボケ量になる。実際に使っていて、基本的にはそんな感じとは思うが、時折それ以上のボケ感を感じることもある。上記写真は正にそうで、キヤノン6D時代に50mm F1.8でこんな写真が撮れたかというと、その記憶は全くない。こんな鳥居の上部だけが浮き上がる感じにはならなかったように思う。
これはF0.95という明るさがもたらすものなのか。SPEEDMASTERの特性なのか。これはよくわからない。ただ、F0.95の世界は間違いなく特別で面白いものであるし、マイクロフォーサーズの弱さが気にならなくなる要素であることは間違いない。これは他の焦点距離も欲しくなるねぇ。