
先日のパーカッシヴ・トリオやヤヒロトモヒロさんのプロジェクトなど、ラテンミュージックとの縁が強まっている今日この頃。やはり僕にとってラテンミュージックは、特別なもののようだ。
これら中南米の音楽は、ルーツをたどるとアフリカに行き着く。そして、スペインとの関係も無視できない。そこには奴隷制という歴史的悲しい事実があるのだが、そこからこれだけ素晴らしい音楽が生まれているのもまた事実だ。
そんなラテンミュージックのルーツを辿るようなアルバムが、この「AFRODIASPORA」だ。ニューオーリンズ、メキシコ、コロンビア、ペルー、キューバ、ブラジル、ペルーなどアフリカをルーツとする中南米の音楽を取り上げたこのアルバムは、純粋に音楽としても素晴らしい。しかし、それだけで終わっていない深みがある。
良いラテンミュージックに触れるたびに、このアルバムのことをつい思い出してしまうのだ。