オーディオを趣味にして30数年。アナログプレーヤーを導入してから20年余り。今やすっかりアナログの方が出番が多いのだが、オーディオ的には導入したばかりの頃にやるべきことを、今頃になってやっている感がある。
昔は自分が買える範囲で出来る限りの高級機へ投資していたが、今はそれだけの金額をかけるつもりは毛頭ない。自分にとっての落とし所がようやくわかってきたと言うべきだろうか。どこまでが妥協できて、どこまでが妥協できないか、その線引きができてきはじめたように思うのだ。
アナログに関しては、とくにそれを強く感じている。だからこそ、まるで初心者がやるようなことを今更ながらやっているのだろう。
決して高価ではない、しかし真っ当に作られた機器を、まずはノーマルでじっくり使い込む。その音を把握した上で、アクセサリー類を導入し、その変化を楽しむ。今がまさにその真っ最中だ。
もちろん、この先も当然控えている。カートリイジの交換やフォノイコライザーの導入も視野に入れている。でも、極めて導入しやすい価格帯の製品の中から選ぶ予定だ。
導入の候補にしている機器はいずれも低価格のものばかりだ。だが、音楽を楽しむツールとしては、以前使っていた何倍もの価格の製品に負けていないのではないかと思っている。これが僕にとってのいい落とし所になるはずだ。
2021年05月08日
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