完全にミラーレスに移行して、ますますカメラ購入の相談を受ける機会が増えている。最近、特に多いのは、すでに一眼レフを使っている人がミラーレスに移行する際に、オススメを聞かれるケースだ。
マイクロフォーサーズをメインとしている僕としては、当然ルミックスかオリンパスを推すことになる。だが、昨年のオリンパスの件や、マイクロフォーサーズの先行きのことを考えると、難しい部分があるのは否めない。
たいていの場合、相談される方はほぼソニーに決めている。次点が富士フイルムだ。ソニーに限った話ではないが、フルサイズを考えている人には、ボディに対してレンズは良いものになればなるほど大きく重くなるという忠告こそするが、基本的に否定はしない。問題はAPS-Cだ。
ソニーのAPS-Cは純正で良いレンズが少ないのが大きな欠点だ。性能も画質も良く、ボディのサイズも小さいのにもったいない話だ。
富士フイルムは画質も評価が高いし純正レンズが豊富だが、サードパーティ製AFレンズが少ないこと、設計が古いレンズが意外に多いことが気になる。
大人気のソニーと富士フイルムだが、僕としては普段使いから仕事まで使える、機動性の高いシステムとしては採用しにくい。やはり、システムトータルで機動性を高められ、性能も使い勝手も良いマイクロフォーサーズの方が圧倒的にメリットは大きいと考えている。
でも、これは一般的には当てはまるはずなのに、ブランドイメージなどの関係で検討対象にすらならないケースも多いのだ。
そんな時は、無理に自論を通すのではなく、「ソニーかフジでいいと思いますよ。」と言うことにしているのである。
2021年06月01日
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