訳あって、大量にある昔の写真を見直している。キヤノンAPS-C時代、キヤノン フルサイズ時代が中心だ。
今、それらを見て思うのは、とにかくピンボケが多いということである。そして、風景写真など水平を取るべきものが全く水平が取れてないものも多い。要は失敗写真が大量にあるのである。それを補うかのように、とにかく似たようなショットも大量にある。
つまり、自分の技術のなさはある程度自覚していて、それを補うべく大量に撮っていたのだろう。そういう意味では、今は多少は上手くなっているし、マイクロフォーサーズのミラーレスに移行して失敗はかなり減ったと思う。あのとき、今のカメラと技術があれば……。そう思うことも少なくない。
しかし、昔の写真の中には、ごく稀に「よくこんなの撮れたな」という写真もある。逆にこれは今撮ろうと思っても難しいかもしれない。
結局、経験や技術、良い機材によって得るものは大きいが、失うものもあるということなのだろうか。そうではないことを願う意味でも、昔の写真を見ながら、初心を忘れないようにしようと思うのである。
2021年06月04日
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