2021年07月04日

オリンパス M.ZUIKO DIGITAL ED 75-300mm F4.8-6.7を試す

 やっと、オリンパス M.ZUIKO DIGITAL ED 75-300mm F4.8-6.7を試すことができた。ボディはE-M1 mark IIである。

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 まず、フルサイズ150-600mm相当の超望遠ズームとは思えないコンパクトさと軽さ、そして扱いやすさに驚く。E-M1 mark IIとの組み合わせでは、強力な手振れ補正のおかげで超望遠ズームを使っているという実感がいい意味であまりない。これはマイクロフォーサーズならではの良さだろう。
 正直、高価な製品ではないので、ズームリングはズムーズとは言い難く、ところどころ引っ掛かりを感じる。これは使っているうちに改善される可能性はある。
 AFそのものはそれなりに早いが、少々迷う傾向がある。ひょっとしたらG9 PROと組み合わせた方が良い可能性がある。
 写りはやや薄味。しかし、画質は個人的には必要にして十分。望遠側は思いの外解像度が高く、これにはちょっと驚いた。一般的には200mmを超えると甘くなるという評価だが、それ自体は否定しないが300mmでも甘々の画質ではない。必要なだけの解像度は持っている。
 問題はレンズの暗さだが、日中の屋外ならそこまで気にはならない感じだ。屋内は流石に厳しいので、基本的には日中の屋外用と思った方が良さそう。僕の使い方ならほぼ問題なしだ。
 ボケ味はそこそこ。背景によってはボケがうるさくなる場合もある。もう少しなめらかだとよかった。
 35,000円を切る価格の超望遠レンズとしては、コスパは良いし写りも悪くない。何より焦点距離のわりに軽量コンパクトなので、普段使いできる超望遠ズームとしては悪くないと思う。ただ、今は販売価格が底値ということは、近々生産が終了し、ニューモデルが登場する可能性も秘めている。そのニューモデルがもっと明るいレンズであれば、検討すべきではあるだろう。とはいえ、十分の所有する価値のあるレンズだと思う。手頃な価格で超望遠が欲しい人にはおすすめです。
posted by 坂本竜男 at 12:27| Comment(3) | TrackBack(0) | 撮影機材
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