2021年10月07日

ぼくはこんな本を読んできた

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 智の巨人、立花隆さんの読書論・読書術・書斎論……という言葉だけでは括れない本だ。
 取材ひとつとっても、取材する人のほとんどの著書をしっかり読み、必要な下調べをしっかり行い、万全の体制で望む。基本的にはこれは一人でされている。スタッフがほかにいるわけではない(一部のものを除いて)。
 それゆえに、読書量は必然的にとんでもなく増える。それなのに何本もの連載を持ち、ときにはメディアにも出て、ときには講演などもされていた。どう考えても時間が足りないし、そもそもとんでもないハードワークだ。ご本人もそれは認められているのだが、それ以上に楽しまれている・面白がられているのがこの本からも伝わってくる。
 立花隆さんと同じようにはできないし、する必要もないだろう。ましてや時代も違うから、今なら違うやり方もあるだろう。それでも本だからこそ得られるものは多いよね。
posted by 坂本竜男 at 14:59| Comment(0) | TrackBack(0) | 書籍
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