しかし、DACを安価でとなると、中華DACをメインに検討せざるを得ない。だが、実機を聴く機会がほぼないし、音質だけでなく信頼性や耐久性にも不安が残る。それにシステムをシンプルにするのであれば、一体型CDプレーヤーの方が望ましい。そこで、低価格DACを調べつつ、CDプレーヤーも調べてみた。
低価格でコンパクトなCDプレーヤーで調べて、最初に出てくるのはティアックPD-301。大きさも価格も手頃だが、ネットでの評価は可も不可もなくというところ。今使っているタスカムと比べて、音楽が楽しいかどうかは正直微妙。なんとなくだが面白みにかける。デノンDCD-50も同様だ。
少し前に低価格で高音質と、一部で話題になったティアックCD-P650も今は製造終了。これも一般的なオーディオサイズだし、評判が本当かどうかはよくわからない。
ほかのオーディオメーカーもサイズが大きかったり、新鮮味が無かったりと、今一つ触手が伸びない。
……と、そんなときに目についたのがこれ。

城下工業のSWL-CA1。オーディオブランドSOUND WARRIORシリーズの一体型CDプレーヤーだ。
価格は65,000円(税別)。本音を言えばもっと安く済ませたいところだが、今のオーディオ業界のことを考えるとかなり手頃と言える。
公式サイトを見る限り、とても真面目に作ってある印象。薄型でシンプルだが、同価格帯の他のメーカー製よりもしっかりしているように見える。GaN電源も使える。ネット上に情報は少ないものの、ユーザーの評価は高いようだ。国内メーカーならではの安心感も大きい。ひとまず、SWL-CA1は有力候補になりそうだ。