
いま、NHKで放送されている「アンという名の少女」が素晴らしい。名作「赤毛のアン」のドラマ版なのだが、これが見事なのだ。
まず、主人公のアンをはじめ、演じる役者さんが見事に原作のイメージぴったり。演技が上手いだけでなく、原作の世界観を見事に表している。
撮影されたプリンスエドワード島やオンタリオ州南部の美しい景色もまた大きな魅力の一つ。映像も美しい。
そして、感銘を受けたのが原作にはない現代的なアレンジ。これが違和感がないだけでなく、現代社会が抱える問題をストレートに描いるのだ。格差・人種・教育・ジェンダー、そして終活まで!そして、それらに対して真っ直ぐでフラットに接するアンがとても印象的。大事なことをアンが教えてくれているかのようだ。
現在、シリーズ3の中盤。このドラマはシリーズ3で完結する。終わりが近づいているのは、ちょっと寂しいな。