とある有名なカメラ系(ガジェット系?)ユーチューバーの方が、超広角(ズーム)レンズは飛び道具と言っておられた。そして僕自身、その言葉に妙に腑に落ちる部分があった。
エゴイスタスでプロの建築写真家の方の写真データを定期的に扱わせてもらっているのだが、その中でも飛び抜けた存在の写真がある。そのままを自然な形で見せてくれるのだ。そこには不自然な誇張や演出はない。どうだ!というこれ見よがしな感じもない。ただただ自然で良いところも悪いところもそのまま出しているのだ。
この写真は撮影には一切超広角レンズは使われていない。35mm換算で28〜56mmくらい。建築写真に超広角レンズは必須と思っていた自分には、それなりに衝撃的な事実である。
もちろん、全ての建築が標準ズーム程度の画角で済むはずはないだろう。だが、「超広角は飛び道具」の意味がここにはあるように感じられる。だからと言って、超広角レンズを手放す気は全くない。これは超広角を使うなと言うことではなくて、余計な誇張や演出はいらないということだと勝手に解釈している。
2022年10月05日
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