
昨日の新宮町の神社の撮影では、使用カメラはシグマ dp0 quattroのみだった。
このカメラの描写力を仕事で活かしたいという思いは前からあったのだが、使い勝手の点でどこか躊躇していた。しかし、今回は思い切って持参するカメラをdp0 quattroのみとした。それはある種の賭けでもあったが、結果的にはよかったと思っている。
dp0 quattroの歪みのなさは、やはり心地よい。そして解像度が高いのでトリミング耐性もあり、35mm換算21mmという超広角でもほぼ問題がなかった。歪みがとても小さいというのは意識している以上に大きい。ソフトウェアではなくレンズの光学性能で歪みを極力小さくしているというのは、大きな武器であると感じた。その点はさすがシグマといったところだ。
残念なのはモニターの解像度が低いこと。おかげで撮ってすぐにモニターで確認しても良かったかどうか判断がしにくい。LCDビューファインダーを覗いてもモニターのアラが目立つだけ。最終的にはPCに取り込んで大画面で確認して、その画質に胸を撫で下ろすのだが、個人的には撮影現場でもう少しテンションを上げたい。そこが改善されるだけでもかなり違うのに…という気持ちは強くある。
とはいえ、このカメラでなければ撮れない写真があるのは間違いなく、それは仕事でも大いに活かせるものだ。これからも、しっかり使い込んでいきたい。