キヤノン6D mark IIから完全にマイクロフォーサーズに移行して2年ほど経つ。マイクロフォーサーズをメインで行こうと覚悟を決めたはずなのに、ここ最近はXT-5やS5IIが気になって仕方がないのは、マイクロフォーサーズへの移行とミラーレスへの移行が同時だったために、それらのメリットやデメリットがごっちゃになっていたからだと思う。それは、マイクロフォーサーズのメリットとミラーレスのメリットを理解しているつもりで、どこか混同していた部分があったのではないかということだ。
それに加え、マイクロフォーサーズの最大のメリットであるシステム全体での軽量コンパクトさも、上位フォーマットである程度実現できてきていることも大きい。フジなんてマイクロフォーサーズと同等以上に小さい(レンズは別だが)。
価格に関してはマイクロフォーサーズの方が安くはあるが、今回のLUMIX S5IIのように挑戦的な価格提示をされると、圧倒的なアドバンテージはないとも言える。ただ、小さくて安くて写りの良いレンズの多さは、マイクロフォーサーズならではとは思うのだけれど。
では、マイクロフォーサーズ一本でやっていけるのだろうか?
今のところ、仕事ではとくに問題はない。むしろ、その小型軽量さと被写界深度の深さはメリットになっている。画質も全く問題ない。むしろ、印刷物になった時は解像感が上がって、フルサイズ時代よりも良くなったと感じる部分も少なくない。
ただ、暗所での撮影は少々厳しいし、実は低感度もちょっと厳しいと感じる時がある。これはキヤノンフルサイズ時代には感じなかったことだ。この辺りは、センサーの限界なのだろうか。ちなみにノイズに関してはデータ上では多少気になるときも、印刷物になると気にならないことが多かった。
現時点ではマイクロフォーサーズだけでも仕事上は基本的には問題はない。つまり、現状に問題はないのだ。ただ、フルサイズを追加することで撮影環境をより強化できるのは間違いない。
2023年01月07日
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