2023年05月21日

パナライカ ノクチクロンという壁

 早々にS5II用のポートレートレンズを買う予定だったが、予想以上に難航している。あまり大きなレンズにしたくないこともあるが、マイクロフォーサーズのパナライカ ノクチクロンの存在が大きいのである。
 ノクチクロンで撮った写真は、マイクロフォーサーズとは思えないボケ味と立体感、そして高い解像度を誇る。まさに銘玉である。フルサイズで撮るからには、これを超える写真を撮りたいのだ。
 候補にしているサムヤン、中一光学、若明光学はいずれもノクチクロンよりは豊かなボケを誇る。とくにサムヤンと中一光学のボケ量は、マイクロフォーサーズでは得ることのできないものだ。しかし、解像度ではサムヤンと中一光学は明らかに劣るように見える。画質と表現力はノクチクロンだろう。
 若明光学は高解像度で高画質だが、F2なのでノクチクロンとのボケ量の差はそんなに大きくない。若明光学のコンパクトさ、解像度の高さ、ボケの美しさ、色収差の少なさは大きな魅力ではある。だが、ノクチクロンを凌駕するかと言われれば、微妙なところだろう。結局、Lマウントでノクチクロンを凌駕しようと思ったら、現時点ではシグマ85mm Artしかない。
 だが、シグマは僕にとって、ちょっとだけ大きい。もちろん、ミラーレス用になって大幅に小さくなっているのはわかっているのだが…。
posted by 坂本竜男 at 20:48| Comment(0) | TrackBack(0) | 撮影機材
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